就職履歴
舞台美術や音響照明の学校ではなく、一般大学を卒業後入社しました。
大学時代静岡県に住んでいた私は平野屋でのアルバイト経験は一切なく、就活当時まで名前すら知りませんでした。
「ただイベントを仕事にしたい」単純なこの思いだけが志望動機でした。
私の入社当時、未経験の新卒を公募したのは会社としても初の試みで、同期に未経験者とベテランが混在するというちょっと変わった組織になっています。
入社前と入社後の会社への印象
ギリギリに契約して内見もせずに家を決めてしまうような性分故、実は入社の際も会社のことは詳細まで知らず、ただキツそうだというイメージしかありませんでした。
しかし、後述しますが会社には優しく近くで見守ってくれる先輩方や、支えてくれるアルバイトの人達がおり、ただ単にキツそうだというイメージは入社後すぐに払拭されました。
確かに大変な現場は沢山ありますが、その大変さは全て一緒に働いている仲間も共有しています。
そうやって仲間たちとこなした現場にはやりがいが生まれます。
入社1年目の思い出
入社1年目で大道具補助・舞台大道具・会場レイアウト・公演本番付き・事務業務等、平野屋が請け負っている仕事を満遍なく経験し、多種多様な現場に行かせていただきました。
ゼロからのスタートだったという事もあり、自分は何が分からないのかが分からず何をすればいいのかを考えさせられる毎日でした。
余談ですが、いつも緊張して仕事前に駅のトイレに籠っていたのは今となっては良い思い出です。
他の社員にどのような人がいるのか
一言で言うなら「ビックリする程優しい」人たちです。
入社前は人間関係を一番心配していましたが、その必要はありませんでした。
もちろんただ優しいだけでなく、不意の失敗をしてしまった時には注意を、自分の怠慢によるミスには叱咤をしてくれます。
この会社に入社して良かったと思えること
入社してから毎日常に新しい経験をさせていただけていることです。
特に入社1年目に経験した約1ヶ月に亘って続いた劇場の本番付きでは、普段絶対に見ることができない距離・角度からキラキラした世界を見ることができました。
もちろん仕事に変わりはないので、現場には絶対に失敗は許されない緊張と責任があります。
ただそれを乗り越えて全公演を終えた時のあの快感は今も忘れられません。
おそらくやりがいと言われるこの快感の為ならつらい現場も苦ではない(時もあります)です。
とにかく辛くもあり楽しくもあり飽きない毎日です。
この会社に入社して大変だったこと
とにかく毎日色々な現場にいくので覚えることがたくさんで頭がパンク寸前でした。
加えて「現場は生き物」と言われているように現場では毎回大小さまざまな事件が起こります。
それに応じて臨機応変に適切な対処をしなければいけません。
また現場外でもそれを未然に防ぐ為に何が起こるかわからない、現場に対策を講じることも必要になってきたりと、事前にやることもたくさんあります。